斑目のブログ

無職になったお笑い好きな限界オタクの日常です

ボボボーボ・ボーボボがきっかけで女オタクになった話

f:id:SiMdrmmm:20210816213629j:plainこんばんは、斑目です。


先ほどブログのグループというものにいくつか登録してみたのですが、それぞれのグループに適した記事を書いてない初心者が登録してもよかったのだろうか、と若干心配しています。


というわけで2次元・声優・お笑い・V盤など様々なオタクになった私の原点を記事にしたいと思います。
こちらも夢女的な話や同人活動にまつわる話がでてくるので、苦手な方はどうかご注意ください。


私のオタクが目覚めたのは、小学生の頃(4年生くらいだったような気がします)。
タイトルにもある通り、その作品は伝説のギャグ漫画である『ボボボーボ・ボーボボ』でした。ほとんどのオタク仲間に共感してもらえません。


それまでの私は、アニメや漫画にはあまり詳しくありませんでした。
少女漫画雑誌である『ちゃお』は毎号買っていたように記憶していますが、どの漫画にもそこまで入れ込んではいなかったように思います。

ボーボボのアニメ放送以前よりテレビで放映されていて人気のあったテニスの王子様も当時は全く興味がなくて、たまたま観た回で試合をしていた菊丸英二を主人公だとしばらく思い込んでいました。
(その後、中学生になってテニスの王子様にドハマりするのですが、それはまたどこかで書けたらいいな、と思っています)


そんな私がなぜボーボボにハマったのかというと、そのきっかけは『ケロロ軍曹』というアニメでした。
当時、TVアニメのケロロ軍曹が好きだった私は(とはいえそこまで熱烈な訳ではなかったのですが)、何の気なしにケロロの単行本を読んでみたいと思ったのです。

貯金はほとんどなかったけれど、それでも漫画をまとめ買いしたかった私は、母に頼んで実家の近くにある古本屋さんに行きました。
しかし、そこには残念ながらケロロ軍曹の漫画は置いてありませんでした。
そして、しょんぼりしながら本棚を見つめていた私の目についたのがボーボボの1巻でした。


『これ、アニメでやってる鼻毛のやつだ!』


そう思った私は何故かボーボボケロロの代わりに購入しようと思ったのです。
ギャグ漫画というだけで、何も内容はかすっていません。

アニメが始まった際、初めの数話を観ただけで両親が「鼻毛のアニメなんて観るもんじゃない」と言っていたため、そこから先は観ておらず、全く話を知っていたわけではなかったのですが、何故か『ボボボーボ・ボーボボ』というボの羅列にひどく惹かれてしまったのです。

しかも購入したのは1巻・2巻・6巻。
3巻から6巻までが売ってなかったのですが、もはや漫画を買うことが目的に成り果てた私は、母の制止も振り切って、その店舗に置いてあったボーボボ全てを買うことにしました。


家に帰って早速1巻を読みはじめると、何となくアニメでみたことのあるシーンの連続で、とてもワクワクしたのを覚えています。
そして、衝撃だったのは第3話の扉絵。
今でもTwitterなどでフリー素材的に扱われていますが、唐突に始まる人気投票に衝撃を受けました。


登場人物、全員、ボーボボ


意味が分かりませんでした。
でも、お腹がよじれるくらい笑ったのを今でも覚えています。
そうして、漫画を読み進めていくうちにどんどんボーボボに魅了されていったのです。
6巻を読みはじめると、ほとんど話が繋がっていなかったので、田楽マンとは誰ぞや状態でしたが、それでもあの世界観ならではの理不尽な暴力の前ではストーリーが分からないことなど問題ではありませんでした。


そこから『もっとボーボボを知りたい』と思った私は、単行本を集めるだけでなく、ジャンプを毎週購入するようになり、ここでも親の制止を振り切ってアニメを毎週しっかり視聴、さらにはアニメの公式HPを毎日のように閲覧するようになっていました。
登場キャラクターの声優さんたちも調べ、あっという間に立派なオタクJSが爆誕したのです。
(後々、ここではじめて認識した小野坂昌也さんのファンになりますが、その話もどこかでだきたらいいな....)


しかし、ここまでくると出来ることも限られてきます。
アニメの公式HPの情報が毎日更新されるわけもなく、無意味にボーボボについて検索をする日々が続きました。
するとある時、ファンの方のHPに行き当たります。
それがフォレストで作成されたHPでした。
フォレストと聞けば、何のサイトなのかはおおよそ見当がつく方も多いかもしれません。
そこからなんやかんやあってランキングと呼ばれるものを知り、名前を入れるだけでハジケ組に入れて当時大好きだった破●荒と恋に落ちることができると私は学びます。


これが、私のオタクライフの始まりです。
そして、少年ジャンプを毎週購入していた私がボーボボ以外の作品にハマっていくのも当然のことで、新しい作品にハマる度ランキングを探し出すのも当然のことでした。
人生12年目にして、夢女の完全体が出来上がっていたのです。



そのまま夢女街道を突っ走ってきて、2次元の作品に関しては変わらずふんわりと夢社会人を続けています。
アラサーがこんなんで大丈夫なのか、と不安に思う夜もありますが、ボーボボにハマっていた時代があったお陰で大学の先輩と仲良くなれたり好きな人が出来たりと、ボーボボに沢山助けられてきたので、あの時ボーボボにハマれて本当によかったと思います。

以上、私がオタクになったきっかけでした。

やっぱり長くなってしまってごめんなさい。
読んでくださった方、ありがとうございました!


斑目

情熱大陸の密着を受けていると錯覚すると運動音痴もランニングができるようになる

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はじめまして、斑目といいます。

社会人5年目のコロナ禍に、特に先も決まっていないのに仕事をやめ、時間を持て余している限界女オタクです。
時間があるなら、と思い、今までチャレンジしたかった文章を書いてみることにしました。


さて、今回の文章は無職の女オタクが自分を情熱大陸に密着されている何らかのプロフェッショナルであると錯覚するようになるまでを綴った文章です。
夢女的な表現があるため、苦手な方は読まないでいただけるとお互いハッピーだと思うので、自衛をお願いいたします....!


以前、Twitterで就活をケンティー降霊術で就活を乗りきった話を読んだのですが、その時、 筆者の方の巧みなワードチョイスがとても面白く、感動したのを覚えています。
そしてそれを読んで『これなら私の怠惰な生活も変えられるかもしれない!』と思っていたのですが、現実はそう上手く行かず、ダイエットも資格試験の勉強も一切はかどることもありませんでした。


相変わらずのドラム缶ボディを呆然と鏡で確認しながら理由を考えると、私がアイドルオタクの道を歩んでこなかったことが理由だとすぐに分かりました。
小学生の時にボボボーボ・ボーボボを読んで以来2次元のオタクとなり、以後、銀魂テニスの王子様など、ボーボボ以外は王道のオタク街道を突っ走りながら哀しき夢社会人となった私では、ケンティーハロプロのアイドルになることが出来なかったのです(ボーボボは未だに大好きです。ボーボボファンの皆様すみません)。

そこで私は思い付きました。




私なりのプロフェッショナルがあるのではないか。








自分の思い付きであるものの、そこで斑目に電流走るっ....!と矢木さんばりの衝撃を受けました。圧倒的僥倖ですよね。
しかし、思い付いたはいいものの、何をすれば自分のモチベーションが上がるのかを考えるのが難しいんです。
ハジケ組の紅一点になるべきか、俺様テニスプレーヤーに「面白ぇじゃねえの」と言われるテニス部マネージャーになるべきか色々考えてみるがどれもいまいちしっくりこない....。
そして思考停止した私は、その思い付きを忘れてしまいました。



そしてこの発見を忘れ去った数週間後、私は地元のスポーツジムに行きました。
小さい時から太ましく、痩せたいた時代が皆無だった私は、退職して時間が出来たことをきっかけにジムに通いはじめました。


いつも筋トレをした後に、ランニングマシンに乗っているのですが、私は体型の通り運動が苦手で、マラソン大会や持久走は毎回最下位という成績だったため、走ることはせずにおりました。
そして毎回、20代なのに早歩きくらいのスピードでしかランニングマシンを使用できない自分を恥じて、隣に人が来ないトレーニングルームの端っこにあるランニングマシンを使っていたのです。


しかし、その日は比較的人が多く、私の隣にも人がきました(感染症予防のため、マシンはパーテーションで区切られています)。
私より一回り以上は上であろう女性。
その女性は、スマホをセットした後にマシンをONにすると、一気にスピードを加速させとてもキレイなフォームで軽々とランニングを始めます。


『いいなぁ、私も颯爽と走りたいなぁ』と思いつつ、その女性のスマホをちらりと見ると、なんとその女性はアニメ版のゴールデンカムイを流しながらランニングをしていたのです。
その光景をみて私は先日の思い付きを思い出しました。私は何かになりきってジムに通いたかったのではないか、と。


そして私は不死身の杉元になりきれば私も走れるのではと勘違いしマシンの速度をあげてみたのですが、やはり私は不死身の杉元ではなかったので、1分もしないうちに瀕死の夢社会人に成り果てていました。


ふと目の前の鏡を見ると、マスクをしていても分かるような必死の形相でランニングマシンに乗っている自分の姿が。
フォームもぐちゃぐちゃ。


『しんどすぎる....。これ、フォーム整えたら少しは楽になるのかな?』と思い自分なりの綺麗なフォームで走ってみると、合っているかは分からないけれど若干走り慣れてそうな感じになっている気がしました。
お調子者の私はそんな自分の姿を見て『え、何か密着されているプロフェッショナルのジムでのストイックなトレーニング風景っぽくない?』などと調子に乗ってしまったのです。




すると私の脳内で突然、葉加瀬太郎のバイオリン演奏が始まりました。






これはもしかして....情熱大陸~~~!?!?





大して情熱大陸を観ている訳でもないのに、急にあの壮大な音楽が流れ出し、私は気づきました。



私がなるべきは、情熱大陸の密着を受けている何らかのプロフェッショナルだ
と。



そう思うと途端に身体が軽くなったように感じました。
目の前の鏡をもう一度みると、そこには必死の形相で走るアラサーではなく、曇りない瞳で自らを高める孤高のプロフェッショナルが。彼女はパフォーマンスを高めるため、常にストイックに自分を鍛え続けているのです。
何となく肩幅も狭くなったような気がします。
これなら行けるぞ、もう一踏ん張りだ。と更にマシンを加速させた私のランニングは最終的に12分ほど続きました。
大したことない数字かもしれませんが、壊滅的な運動音痴である私にとっては驚異的な結果でした。







その後ランニングマシンから降りると、この様子を目にした過去に私のトレーニングを見てくれていた爽やかトレーナーさんに「急に無理しないでくださいね」と心配そうな顔で言われてしまい、時勢的にジム通い自体もままならなくなってしまったため、情熱大陸ランニングはこの1回のみとなってしまっています。

なので私は現在、情熱大陸ランニングではなく、情熱大陸生活を心がけることにしています。


プロフェッショナルは時間を無駄にしないから早起きなのだろう。食べるものにも気を付け、歩くときの姿勢も美しくあろうとするだろう。また、自分の知識を高めようと貪欲に学び、人生を充実させるだろう。そしてその自分の姿に視聴者は感動するのだろう。と何のプロフェッショナルなのかは全く分かりませんが、私の中でプロフェッショナルの生活がどんどん具体的になっています。
そしてプロフェッショナルの生活が具体的になればなるほど、私の生活の質も上昇しているのを感じています。
プロフェッショナルになる以前と比べ4kgほど体重も落ちました。

このままコロナ明けには国家資格を取得した、スレンダーなプロフェッショナルになっていたい。そんな意思を忘れないよう、今回これを書き記しました。
長く読みづらかったと思いますが、もし読んでくれた方がいたらここまで読んでくださってありがとうございました!

これからもプロフェッショナルと一緒に生活改善に取り組もうと思います!

斑目